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短歌

放射能もつ魚となり漂はむ われに暮靄の海ひとつあれ
中城ふみ子「定本・中条ふみ子歌集」

中城ふみ子(1922-1954)は戦後の歌壇に彗星のごとく現れた夭折の女流歌人。
奔放な恋をしながら30歳のとき乳癌のため左乳房を摘出。翌年右の乳房に転移し31歳で永眠。

図書館の歌集で見た白黒のポートレートの記憶は、たぶん病床で、素顔とおもわれたけど、とても美しい人だった。
この歌を詠んだ1954年(昭和29年)はビキニ環礁で、第五福竜丸が被爆した水爆実験があった年。
自分の胸の奥にも、青い光を放つ魚が棲む、海があると感じたのだろうか。




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